日本の100マイルトレイルランニングレースはこれだ!

日本の100マイルトレイルランニングレースはこれだ!
トレイルランニング

トレイルランニングを続けているといつか必ず「100マイル」というキーワードが聞こえてくるのではないでしょうか?

近所の森を走ることから始まり、10km、30km、50km、70km、100kmと頑張って、トレイルランニングを楽しんできたあなたに日本でエントリーできる「100マイルレース」をご紹介いたします。

トレイルランニング初心者の方は「いつか100マイルを!」という目標に。
「そろそろもうワンステップ上がって100マイルに挑戦してみたい!」という方もいらっしゃるかと思います。

100マイルに挑戦するための条件や距離、制限時間、エントリー費、私の感想も含め以下ご紹介いたしますので今後の参考にしてみてください。

100マイルって何キロ?レースによって違う距離!

このページを見ている方はもうご存知かと思いますが念のため。

100マイルは約160kmです!

なんですが、ここはトレイルランニングレースの魔物でありましてレースによっては175kmの場合もあります。
ご経験者はお分かりかと思いますが、長い距離を走った最後の15kmは精神的には大きな負担になるものです。
ロードではなく、森や不整地を走る訳ですから距離だってちゃんと計測されているかどうかも分からず、ホントに160kmかどうかも分かりません。

レース中に「あと5km」のような表示がありますが、トレイルランニングレースの場合はあまり信用ができません。私は信用しないようにしています。
過去に参加したレースでは「あと5km」が2回出て来たことがあります。トレランあるあるですね。

という訳でこれから100マイルにチャレンジしたい方、もうワンステップ進みたい方へ、日本でエントリーできる100マイルのトレイルランニングレースをご紹介いたします。

日本のトレイルランニング100マイルレース一覧

UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)

UTMF
https://www.ultratrailmtfuji.com/

言わずと知れた「日本の100マイルレース」と言えばUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)です。このレースに憧れている方、このレースが目標になっている方も多いのではないでしょうか。

日本最高峰のレースであり毎年4月下旬に開催され、国内外の実力のあるトレイルランナーがエントリーします。
世界遺産の富士山の周りを走り最高の景色が期待できますが毎年天気が悪いイメージがあり、過去には距離の短縮や途中中止に見舞われたこともあります。

山岳地の低温を避けるため過去には9月に開催されたこともありますが台風、大雨警報等の悪天候に見舞われることが多く、また悪天候のまま何千人ものランナーがトレイルを走ることになりますので「トレイルをキズつける、自然への影響」も考慮し2018年から4月に戻った経緯があります。

2019年大会は悪天候のため距離短縮、そして2020年は大会はコロナの影響で中止という「簡単には完走、参加できない」大会ですね。
ちなみに私は2020年大会に参加予定でしたが、100マイルへの挑戦は2021年に持ち越されました。

「オレ、UTMF完走したぜ!」って言ってみたいですね。

開催時期

毎年4月下旬(エントリー開始は毎年10月中旬)

距離

167km

累計標高差

8,000m

制限時間

46時間

エントリー条件

大会エントリー開始日の3年前から前日までの間に、国際トレイルランニング協会(ITRA)がポイントを認定しているレースに出場・完走し、最大3レースで10ポイント以上を獲得すること。(2019年から変更されています)
ただし最低1レースはエントリー開始日の1年前から前日までに開催されるレ―スとする。

エントリー費

36,000円/100,000円(寄付エントリー)

トレニックワールド彩の国100mile

彩の国
https://trainic-world.org/sainokuni/

埼玉県で開催され都心からのアクセスも良く、さらにエントリー費が100マイルレースクラスの中では良心的なのでエントリーはし易いのですが、コースの難易度、制限時間(35時間)の厳しさ完走率を見れば分かります。まずは100kmにチャレンジしてから100マイルへと「彩の国慣らし」が必要と感じております。

多くのレースに参加しましたが広島の恐羅漢トレイルと並び「変態度」はピカイチです。(個人の意見です)
レース中上り坂に文句を言いながら歩いている方が多く見受けられました。「ここでこの坂かよ、誰だよこんなコース考えたのぉ!」と。

私は2019年に100kmを完走したのですが、正直申し上げますと彩の国の100マイルを完走できる自信がありません。
ゴール付近で100マイルチャレンジャーの走りを目の当たりにしまして、改めて彼らの変態さに脱帽いたしました。
私が100km走るのと同じ時間で160km走ってしまうのですから!

100kmと100マイルのランナーはほぼ同じコースを走りますので、100マイルに向けた下見としてまず100kmに挑戦するのもアリです。

WEBを見ても彩の国のコースはキツイと評判です。以下大会後の実行委員長のお言葉をご紹介いたします。
100mileの完走率の低さにオドロキです。

第4回トレニックワールド100mile&100km in 彩の国が無事に終わることが出来ました。多くのチャレンジャーが自己の走力と精神力を駆使して、難関の彩の国の山と自然のコース攻略に挑みました。結果は100mileは完走者36名(完走16%)、100㎞248名(完走率61%)と昨年を大幅に下回る記録となりました。これはランナー自己の総合力を見つめ直す良い大会になったと思います。
多くのボランティアの方、地元の方がた、ハイカーの方、そして大会に参加されたランナーの方がた、ありがとうございました。
彩の国は二度と走りたくないと言われるタフな大会となりました。
それを誇りに今後も続けていきたいと思います。

2020年大会も100kmにエントリーしていましたが、残念ながらこちらもコロナの影響で中止になりました。
ですが多くの大会が返金なしなのに対して、彩の国はエントリー費の60%が返金になりました。ただし来年の優先エントリーはないと思われます。

とってもキツイのですが、完走した充実感はハンパありません。レース中は二度と参加するか!と思ってましたが、やはり参加したくなってしまうんですね。

エントリーが始まるとすぐに満員になってしまいますので、エントリー開始時はパソコンの前、またはスマホを握りしめてクリック合戦に備えてください。

開催時期

毎年5月中旬(エントリーは毎年11月中旬からです。)

距離

162.8km

累計標高差

9,425m

制限時間

35時間

エントリー条件(2020年)

2016/1/1~2019/11/14の期間に70km以上のトレイルラン大会を完走していること

エントリー費

22,000円

OSJ ONTAKE100

ONTAKE100
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/20_ontake100/index.htm

霊峰御嶽山(標高3,067m)の麓に広がる国有林、普段は入ることのできない特別なコースを開放し当大会が開催されます。
夜20:00スタートなのでゆっくり心を整えてチャレンジできる大会なのですが、100マイルレースの参加条件は「過去100km大会を14時間以内に完走した人」であり、100kmを14時間というのはものすごく(私にとっては)ハードルの高い条件です。

ロードの100kmの制限時間がだいたい14時間なので、ロードでさえ14時間以内に完走できない私がONTAKE100マイルを完走できる訳がありません!一生参加できないと思われます。

私は過去同じOSJさんが主宰するONTAKEのMTBレースに参加しておりますが、あの自転車と同じコースとなりますと自分の足で走る、歩く自信が全くありません。これを完走する人はホントに変態ですね。

開催時期

毎年7月中旬(エントリーは毎年2月中旬です)

距離

160km

累計標高差

????

制限時間

24時間

エントリー条件

過去に当大会(100km)を14時間以内で完走した選手

エントリー費

13,000円

信越五岳トレイルランニングレース 〜パタゴニアCUP~

信越五岳
https://sfmt100.com/

トレイルランイング界の有名人、石川弘樹さんがプロデュースしているこの大会。パタゴニアさんが協賛しているようでちょっと今までの大会とは雰囲気が違いオシャレな大会でございます。

新潟・長野県境にある5つの独立峰(斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)、総称「信越五岳」を結ぶトレイルを走り抜けます。
「走らされるレース」としても知られ、他のレースと比べるとアップダウンがそれほど激しくなく前半は走れてしまう程の高低差なので、後半に備えて自分のペースをキープしないと後で大変なことになること間違いなしです。石川さんもブリーフィングでそうおっしゃってました。

ですが制限時間がそれほど長くないので、「走れるところは少しでも前に進んでおかないとタイムオーバーになる」というとてもエキサイティングなレースです。

私は2019年に110kmに参加しました。(102kmでケガのためリタイア・・・)
なので100マイルはほぼ同じコースを走りますのでコース感は分かった気がします。ここは是非110kmを完走してから100マイルを狙いたいところです。

参加賞のパタゴニアのTシャツもカッコいいです。またエントリーについてはクリック合戦になります。
ちなみに2020年大会はやはりコロナの影響で中止です。

開催時期

毎年9月中旬(エントリーは毎年5月下旬です)

距離

160km

累計標高差

?????

制限時間

33時間

エントリー条件(2020年)
  • 9月21日(月・祝)観光協会員施設への宿泊する方
  • 過去4年間(2016年5月25日〜2020年5月24日)で距離100km以上の国内外のトレイルランニングレース(※)を制限時間内に1レース以上を完走している方。
エントリー費

38,000円

OSJ KOUMI 100

KOUMI100
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/20_koumi100/index.htm

2020年唯一レース開催が決定している100マイルレース、「KOUMI100」。
2019年大会は台風の影響で当日スタートギリギリで中止が発表され、Facebookページ内のコメント欄が荒れました。

八ヶ岳東部の小海町松原湖周辺から稲子湯にかけて35kmのコースを5周!ということは「175km」です。
唯一の周回コースで、通常ワンウェイかラウンドコースなので同じところを5周走るという感覚は精神的にどんなものなのでしょうか。

2周目からは何となくコース感が分かって精神的に楽になるのか、逆に5周、しかも1周35kmというとんでもない距離にメンタルがやられてしまうのか、とっても興味深いレースで一度チャレンジしてみたいです。

またエイドステーションへは車でアクセスが可能なので、応援もし易い温かい大会ですね。

開催時期

毎年10月中旬(7月中旬)

距離

175km(35km×5周)

累計標高差

?????

制限時間

36時間

エントリー条件

70km以上トレイルレース完走者

エントリー料

25,000円

100マイル初心者はどのレースにエントリーできるか?

各レースのエントリー条件には過去の大会の実績や所有するITRAポイントがあります。
なのでトレイルランニング初心者、中距離(60km前後)ぐらいまでのご経験者では参加できません。

例えば70km~100kmのトレイルランニングレースに完走験があり、走力もそれほどなくいつも制限時間いっぱいでゴールするような方(私)がエントリーする場合、どのレースが良いかを考えてみました。

ITRAポイントがあるなら

ITRAポイントとは各トレイルランニングレースの何度により付与されているポイントのことで、完走するともらえます。
上記5レース中、ITRAポイントが条件なのは「UTMF」のみで、3大会で10ポイントをお持ちの方はチャレンジ可能です。

最高峰であり、トレイルランナーの憧れです。ですが制限時間が46時間と経験者から聞くと「止まらなければゆっくりでも完走できる」という声もあり、ITRAポイントを持っているなら「UTMF」が最初の100マイルとしては最適と考えております。

ただ超人気の大会なので抽選になります。
私は2020年大会に見事当選し4月にチャレンジする予定だったのですがコロナの影響で2021年に持ち越しになりました。最初の100マイルがUTMFになりますので絶対に完走し、「よっ、100マイラー」と呼ばれたいです。

制限時間/コース難易度から判断

ONTAKE100は同大会の100kmを14時間以内に完走したことがある人が参加条件になりますので、選択肢から削除。

残ったトレニックワールド彩の国/信越五岳/KOUMI100から何を選ぶか、これは消去法になります。
長い距離を完走した経験があり、クリック合戦に勝ってお金を払えばエントリーできるこれらの大会。
経験上から言えば、トレニックワールド彩の国は選択肢から削除です。上記でも書いた通り、100kmでもギリギリなのにあと60kmを100kmと同じような制限時間で完走できる訳がない!ここは勇気ある撤退です。

残るは信越五岳とKOUMI100。

  • 信越五岳
    160km/制限時間33時間
  • KOUMI100
    175km/制限時間36時間

結論は「信越五岳」です。

KOUMI100の175kmは最初の100マイルにしてはハードルが高いです。たった15km、かもしれませんがこの15kmは重くのしかかる距離ですね。制限時間も36時間とあまり信越五岳と変わらない。

仮に160kmを33時間で走れたとしても、あと3時間で15kmは走れません。また周回コースというものが未経験だけに、メンタルにどんな影響があるか分かりません。一度は体験したいレースではあります。

信越五岳も走らされる大会と知られますのでペース配分が難しいですが、最初の100マイルを信越五岳という何となくオシャレな、そしてプロトレイルランナーの石川さんプロデュースの大会で経験するのは選択しては悪くない気がします。

まとめ

  • 日本で参加できるトレイルランニングの100マイルレースは5つある
  • UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)
  • トレニックワールド彩の国
  • OSJ ONTAKE100
  • 信越五岳
  • OSJ KOUMI100
  • 100マイル初心者にはITRAポイントがあればUTMF(抽選あり)、または信越五岳が良い

いかがですか?2020年のトレイルランニング100マイルレースはほぼ中止でKOUMI100もすでにエントリーを締め切っております。
2021年に向けトレーニングを重ね、是非100マイルレースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

私は絶対に2021年UTMFを完走します!

 

 

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