ランニングシューズの厚底・薄底論争!さてどっち!

シューズの厚底・薄底論争!さてどっち!!!
ランニング

[2020年7月12日更新]
今、陸上界でランニングシューズの厚底vs薄底論争が勃発しているのはご存知でしょうか!
2018年、男子フルマラソンでは2度日本記録が更新されました。
そして2020年3月には東京マラソンで再度大迫選手が日本新記録を出したことは記憶に新しいです。
そして大迫選手が日本記録を出した時に履いていたシューズがNIKEの超厚底シューズです。

  • 1回目が「NIKE ZOOM VAPOR FLY 4% FLY KNIT」(ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット)
  • 2回目が「AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%}(エア ズーム アルファフライ ネクスト%)

とにかく超厚底ですよね。

という訳で大迫選手のような一流選手ではなく、例えば私のような市民ランナーかつ、それほどスピードに興味がないお気楽ご気楽ランナーはどのようにシューズを選べば良いのか?を私目線でアドバイスさせていただきます。

あなたのランニングの目的は?

ランニングをする目的は人それぞれ。速さや距離、楽しみ度にもよります。

  • スピード系(フルマラソン サブ3等)
  • 超長距離系(ウルトラランニング等)
  • 生涯スポーツ系(競技としてではなく好きな時に好きな時間で等)
  • または上記のMIX

私の場合は「全くスピードには興味がなく、マラソン大会はサブ5、どちらかと言えばウルトラ系で、トレイルランニングを主としている」人間にとっては超長距離であり生涯スポーツとして無理、ケガをせずずっと走り続けたい!というのが目指すところです。

恐らく私レベルでランニングを生涯スポーツとして続けて行きたい人が多いのではないでしょうか。

そんな人が厚底、薄底シューズのどちらを選べばよいのでしょうか?

厚底ランニングシューズの特徴

今まで陸上と言えば比較的薄底のシューズを履くランナーが多く、シューズ職人もランニングシューズは薄底が当たり前という世界でした。

ところが近年世界的なランナーの意見を集約し、結果的にはソールの厚さ約4cm、クッション性や反発力、推進力を兼ね揃えたカーボンプレートが仕込まれたソールのランニングシューズが開発されました。以前から薄底を使用していたランナーが軒並みマラソン大会にこの厚底ランニングシューズを使用し始め、「これがなければ走れない」と語るほどになっているようです。

この大迫選手が出場したシカゴマラソンでは上位陣のほとんどがこのシューズを履いていたそうです。
また全国高校駅伝の選手たちもほぼ厚底。そして中学生の中長距離選手もこのナイキの厚底シューズを履き始めています。

約30,000円という結構な値段のするハイテク厚底シューズが売り切れ続出というなんとも異様な光景です。

シカゴマラソン
https://uptodate.tokyo/nike-zoom-vapor-fly-4-fly-knit/より

  • おさらいしますと、厚底ランニングシューズの特徴は以下になります。
  • ソールの厚さ(高さ)4cm
  • カーボンを特殊な素材で挟んだ三層構造
  • クッション性、反発性、推進力を兼ね揃えた
  • お値段約30,000円
  • 厚底だけど軽い
  • 対応距離が短い。(160kmとも言われている)

厚底ランニングシューズのデメリットは?

クッション性、反発性、推進力を兼ね揃えてますので、イメージ的には「自然に足が前に進む」、またそれに「疲れにくい」という評価もされているようです。

ただこれはトップクラスのランナーの意見であり、一般のランナーにとってはデメリットなものもあります。

  • 履きこなすまで時間がかかる
  • フォアフットランニングに慣れる必要がある
  • 足の筋肉を使わない
  • 対応距離が短い

今まで履いていたシューズとは底の厚さが全くことなりますので、履いた時の「フワフワ感」は少々違和感があります。また自動的にフォアフット(足裏の先の方)での着地になりますので、ふくらはぎを酷使し痛める可能性もある。

筋肉を使わなくなるので、トレーニング目当ての人が厚底シューズで走るとトレーニング意味を成さなくなります。
対応距離(160km)ほどなので、あまり街ランで履くことができず、「ここぞ!」という大会等で使用することになりそうです。

んんん。完全に一般ランナーのモノではない気もしますね。

ランニングを生涯スポーツとして楽しむには?

ランナーの65%が「ランニングを始めて1年以内に足に違和感を覚えた」ようで、そのうち65%が「ランニングフォーム」や「ランニングシューズ」が原因と回答しています。

https://altrafootwear.jp/news/voluntary_restraint-running-resarch

ランナーの65%が「ランニングを始めて1年以内に足に違和感を覚えた」ようで、そのうち65%が「ランニングフォーム」や「ランニングシューズ」が原因と回答しています。

もちろんこれは厚底を使っている人たちが対象ではありません。
ですが多くのランニングシューズメーカーが「人々の足」のことを考えてシューズを開発しているのに、半数以上がランニングシューズのせいでケガをしているという結果に違和感がありませんか?

メディアで話題になっているスピード用のランニングシューズを初心者が使用してしまうリスクなのかもしれません。

私のシューズのご紹介

トレイルランニングと平地のマラソンではシューズを変えております。

トレイルランニング

山や林道、砂利道、上り下りを走るので足を守るため少々ハードで普通のランニングシューズより重いです。シューズの底もゴツゴツしてます。

◆ALTRA(アルトラ ローンピーク3.5)
アルトラローンピーク3.5
このアルトラは「ゼロドロップ」といって人間本来の姿勢を意識してソール(底)がつま先からかかとにかけて同じ高さになっています。
さらに裸足が基本!という考え方もありつま先が広いんです。
一般的なシューズはつま先が細くなっているので長時間履くとやはり疲れが出てマメができ易いのですが、このシアルトラのシューズは履いていても足の指を広げられるのであまりシューズを履いているという意識がありません。
私のお気に入りのシューズです。

トレイルランニングとマラソン

トレイルランニングもマラソンもどっちもイケるシューズです。HOKA ONEONEは超厚底です。初めて履いた時は上述した通りフワフワ宙に浮いている感じで慣れるまで時間がかかりました。ですが何となくですがクッション性の安心感があります。ITJ(伊豆トレイルジャーニー)もこのシューズで走りました。
私はALTRAとHOKAをその時の気分で履き分けています。

◆HOKA ONEONE(ホカオネオネ ボンダイ5)
HOKA ONEONE
ものすごい厚底ですね、フワフワ感満載です。足の指を折り、2か月ぐらい足の裏に板を入れていたので足裏が固まっておりまして、リハビリとして薄底より厚底の方が何となくいいかなぁと思い履き続けております。
私はHOKAのコンセプトが大好きです。私の大好きなニュージーランドの言葉なんですね。

「HOKA ONE ONE」(ホカ オネオネ)の意味を知っていますか?

ブランド名である「HOKA ONE ONE」は、実はニュージーランドのマオリ族の言葉で、“Time to Fly(さぁ、飛ぼう!)”を意味します。これは、アスリートでもある創業者がランニングシューズの本質を見直そうと、ニュージーランドの山頂でのひらめきから誕生しました。

マラソン

上記のHOKAも履きますが、本来の人間姿勢を意識して走れるALTRAの使用頻度は高いです。

◆ALTRA(ESCALANTE RACER-M(エスカランテ・レーサーM))
ALTRA
薄底ですねぇ。しかももちろんつま先からかかとまでソールの高さが同じゼロドロップ。本来人間のあるべき姿勢を意識させるシューズです。
ただはやり薄いので若干ですが足の裏への衝撃がありますが、フォアフットランニングに慣れれば足全体のことを考えるとやはりアルトラ一択かもしれません。

アルトラのシューズ
アルトラのシューズはつま先部分が広いので足の指を広げたまま、裸足感覚のまま履くことができます。つま先が細く、ヒールのついた女性の靴とは正反対のシューズです。

で、厚底vs薄底論争は?

そうでした、その話でしたね。スピードを意識せずランニングを生涯スポーツとして続けて行くのでしたら正直申し上げて「どっちでもいいじゃん!」「見た目が良い方選べばいいじゃん!」という結論です。
その日の気分やコンディションによって好きなシューズを履く。好きなものを身に付けていい気分で走る!これに限ります。
厚底にしたって薄底にしたって恐らく私レベルではそれほどタイムは変わりません。

ただケガや今後の人生のことを考える時、重要視しているのは「本来人間があるべき姿勢」を意識できるかがカギとなります。

それを踏まえますとトレイルは安心感の厚底、アスファルトは姿勢を意識できる「アルトラ」を選ぶという結論になります。

ランニングを生涯スポーツとして捉え、時計を外し好きなところを好きなだけ走る。
私はこれに「好きなものを身に付けて気持ち良く走る」を付け加えたいと思います。

ALTRAのゼロドロップは人間本来の姿勢を、ニュージーランドで思いついたHOKAのコンセプト。どっちもお気に入りです。

ALTRA
HOKA ONE ONE

まとめ

今までランニングシューズと言えば薄底が一般的でした。
ですがナイキの厚底シューズを履いた日本選手が立て続けに日本記録を更新している昨今、一般のユーザ、中高生まで厚底シューズを履く人が多くなってきました。

  • クッション性、反発力、推進力を兼ね揃え、カーボンが仕込まれた厚底
  • 厚底シューズは慣れるまで時間がかかり、ふくらはぎにも影響を与えるので、それなりにトレーニングが必要
  • ランニングの目標により厚底、薄底シューズを使い分ける
  • 一般ランナーは「見た目重視」で好きなものを履けばいい
  • ランニングを生涯スポーツと捉えるのであれば、ケガ防止も考えてアルトラを履くことをおすすめする

結論があるようでないような感じになってしまいましたがいかがでしたでしょうか?

是非たくさん試し履きをして自分のランニングの目的、足のサイズに合ったシューズを選択していただきたいです。

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